2010年モナコGP土曜プラクティスの結果

2010年05月15日(土)
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2010年F1第6戦モナコGPが5月15日(土)、モンテカルロ市街地サーキット(1周/3.340km、5月16日決勝78周/260.520km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間18時)から60分間、プラクティス3回目が行われた。

13日(木)に行われた2回のフリー走行では、どちらのセッションもフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップ。また、今シーズンは全戦でポールを獲得しているレッドブルもアロンソから大きく離されていなかった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温21℃、路面温度は26℃。セッション序盤、トップタイムの更新が続く中、アロンソがクラッシュ。アロンソのクルマは大きく損傷してしまった。セッション前半にはロバート・クビサ(ルノー)がトップに立っていたが、セッション中盤にマーク・ウェバー(レッドブル)がクビサのトップタイムを更新。

セッション終了直前には、コース上が非常に混雑したため、思うようにラップタイムを更新できないドライバーも多かったが、クビサがトップタイムを更新。そのままセッション終了となった。クビサのタイムは1分14秒806だった。

2位から5位までの結果は次のとおり。

2位フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分14秒852、3位マーク・ウェバー(レッドブル)1分14秒945、4位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)1分15秒038、5位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分15秒046。

小林可夢偉(ザウバー)は17位だった。

【セッションレポート】
各車がインストレーションラップを終えると、まずはハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)が走行を開始。これに続いて他のドライバーも続々と走行を始めた。

トップタイムの更新が続く中、開始約20分のところでアロンソがクラッシュ。アロンソはクルマの右側を激しく損傷しており、ターン3でクルマを止めた。タイヤが外れるほどのクラッシュだった。

アロンソのクラッシュでイエローフラッグが出されたが、これが解除されるとロバート・クビサ(ルノー)がトップタイムを更新。その直後にはルイス・ハミルトン(マクラーレン)がクビサのタイムを更新した。

ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)とビタリー・ペトロフ(ルノー)がミラボーへのブレーキングでバランスを崩したものの、ランオフエリアへ入ることができ、クルマを壊すことなくコースへ復帰した。

開始約30分、クビサが再びトップタイムを更新。カジノではエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がスピン。リアウイングをタイヤバリアに当ててしまい、スーティルはピットへと戻っている。

残り約20分、小林可夢偉(ザウバー)がラスカスでスピンしたものの、ガードレールにクルマを当てることなく、そのまま走行を続けた。また、マーク・ウェバー(レッドブル)がタイムを更新してトップに立っている。

残り約15分になると各ドライバーがソフト側のタイヤでの走行を始め、自身のタイムを更新していった。ほとんどのクルマがコース上に出ており、コース上が非常に混雑してきた。

前を走るクルマに引っかかり、セクタータイムを更新できても1周をきれいにまとめられないドライバーが多い。残り数分となったところでハミルトンがタイムを更新し、2番手に浮上。その直後、クビサがウェバーのタイムを更新し、トップに立った。

その後クビサのタイムを更新するドライバーは現れず、クビサがこのセッションのトップになった。

モナコGP公式予選は、このあと現地時間14時(日本時間21時)から行われる。

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