2010年スペインGP予選の詳細レポート

2010年05月08日(土)
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2010年F1第5戦スペインGPが5月8日(土)、カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km、5月9日決勝66周/307.104km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)からQ1、Q2、Q3の3つのセッションでなる公式予選が行われた。

現地時間11時から行われたフリー走行3回目では、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップ。マーク・ウェバー(レッドブル)も2番手に入り、レッドブルの1-2になっていた。今週末もレッドブルが速さを見せており、ライバル勢からもレッドブルの速さを認める発言が出ている。

セッション開始時の天候は晴れ、気温20℃、路面温度は35℃。予選Q1は大きな波乱もなく展開されたが、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)が今季初めてQ1での脱落となった。予選Q2でもレッドブル勢が圧倒的な速さを見せる中、セッション終了直前に小林可夢偉(ザウバー)が8番手タイムを記録。今季2度目のQ3進出を果たした。

予選Q3でもレッドブルが圧倒的な速さを見せ、ウェバーがポールを獲得。ベッテルも2位に入り、レッドブルがフロントローを独占した。今季2度目のQ3進出を果たした可夢偉は10位になっている。

2位か10位までの結果は次のとおり。

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、ロバート・クビサ(ルノー)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、小林可夢偉(ザウバー)。

【セッションレポート】
予選Q1は20分間で戦われ、18位から24位のドライバーがここで予選を終える。セッションの半分が経過した段階でトップにいたのはルイス・ハミルトン(マクラーレン)。全ドライバーがタイムを出した段階では、新規チームの6台とビタリー・ペトロフ(ルノー)が脱落するポジションにいた。

セッション中盤には、他のチームと走行するタイミングをずらし、コース上が混雑していない状態で走ったレッドブルが1-2体制を築き上げた。セッション終了直前にタイム更新が続き、目まぐるしく順位が変わる中、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)が18番手に。結局、新規チームとバリチェロがここで脱落となった。

Q1で予選を終えた18位から24位は以下の通り。

ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、ヘイキ・コバライネン(ロータス)、ティモ・グロック(ヴァージン)、ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)、ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)。

Q1のトップ5は、マーク・ウェバー(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。

予選Q2は15分間で戦われ、11位から17位のドライバーがここで予選を終える。このセッションでも序盤からレッドブルの1-2体制に。3番手と4番手につけたマクラーレン勢はソフト側のタイヤを装着しているが、レッドブル勢はハード側のタイヤでタイムを記録している。

トップ4チーム以外に誰がQ3へ進出するのか注目が集まる中、セッション終了直前に小林可夢偉(ザウバー)が8番手タイムを記録。トップ4チーム以外では可夢偉とロバート・クビサ(ルノー)がQ3進出となった。

Q2で予選を終えた11位から17位は以下の通り。

エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)、ビタリー・ペトロフ(ルノー)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)。

Q2のトップ5は、マーク・ウェバー(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決定する。このセッションでも、まずはウェバーがトップでレッドブルの1-2に。また可夢偉はセッション前半をガレージの中で過ごしていた。可夢偉は他のドライバーと違うタイミングでタイムを計測。この段階で7番手となるタイムを記録した。

セッション終了直前、まずはベッテルがトップタイムを更新。しかしその直後、ウェバーがベッテルのタイムを更新した。その後、誰もウェバーのタイムを上回ることはできず、ウェバーがポールポジションを獲得。レッドブルがフロントローを独占した。可夢偉は10位になっている。

スペインGP決勝は明日9日(日)、現地時間14時(日本時間21時)から行われる。

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