マーク・ウェバー(レッドブル)は、母国オーストラリアのビクトリア州を「過保護な州」だと非難していたが、この発言を反省しているのかもしれない。
ウェバーは、ビクトリア州がスピード違反や駐車違反に対する取り締まりを厳しくしていることに苦言を呈し、公道での暴走行為でルイス・ハミルトン(マクラーレン)が地元警察に検挙された後も、ビクトリア州を非難するような発言を行った。
その後、F1サーカスはマレーシアに移動したが、ウェバーの父アランと、ウェバーのマネジャーであり、パートナーでもあるアン・ニールは、「ビクトリア、過保護な州!」と書かれたTシャツを着たファンと写真におさまっていた。
ある新聞には当時、読者から次のようなメッセージが寄せられていた。
「これが、今年のイースターに交通事故で愛する人を失った家族に対するマーク・ウェバーからのメッセージだ。ほんとうに恥ずべきことだよ」
別の読者は、「ウェバー一家は帰ってくるな。この州では歓迎されていない」と書いていた。
現地の『Herald Sun(ヘラルド・サン)』紙によると、ウェバーのマネジメント側が州政府に対し、ウェバーが交通安全キャンペーンに協力することを申し出ているという。
「これはマークが熱心に取り組んでいることです。圧力を受けてやることではなく、彼がいつもやっていくことです」とニールは語っている。
州政府のスポークスマンは、ウェバー側からの申し出が検討されたと語っていた。