エプシロン・エウスカディが、2011年のF1参戦に向けて一歩前進する可能性がある。
3月には、エプシロン・エウスカディが2011年のF1へエントリーを申請すると報じられていた。
2011年のF1参戦を目指すチームは、4月15日までに統括団体FIA(国際自動車連盟)に対して参戦の意志を示すことが求められ、正式な申請は6月末までに提出することになっており、その後、7月に2011年から参戦するチームが選出される予定だ。
だが、FIA会長であるジャン・トッドが4日(火)にスペインを訪れ、スペインのスポーツ大臣ハイメ・リサベツキー、モータースポーツ連盟会長のカルロス・グラシアと会談する予定であることが3日(月)明らかになった。4日(火)の午後には記者会見も予定されているという。
『El Pais(エル・パイス)』紙によると、2011年にエプシロン・エウスカディがF1にデビューすることを視野に入れ、トッドは同チームの本拠地も訪れるようだ。
エプシロン・エウスカディは、シングルシーターのジュニアカテゴリーに参戦しているほか、プロトタイプのマシンでル・マンに参戦したこともあり、昨年にはF1参戦のエントリーを申請したが、結局はFIAに選ばれることはなかった。
また、マクラーレンやフェラーリ、ベネトン(現ルノー)、ティレル、プロストなどに所属していたホアン・ビラデルプラットがエプシロン・エウスカディの責任者を務めている。