ニコ・ロズベルグはすぐにF1での初優勝を達成するだろう。ロズベルグが所属するメルセデスGPのチーム代表、ロス・ブラウンがこう予測した。
ロズベルグは、F1にデビューしたウィリアムズでは2回の表彰台フィニッシュしか記録できなかったが、メルセデスGPへ移籍した今年、これまでの4レースですでに表彰台フィニッシュを2回達成している。
「ニコはレース優勝にとても近い位置にいる」
「あとはものごとがうまく運べばいいだけだが、すぐにその瞬間は訪れるよ。きっと彼はやってくれると信じている。絶対に実現するよ」とブラウンは『Daily Star(デイリー・スター)』紙へ語った。
シーズン開幕前から大きな注目を集めたチームメート、ミハエル・シューマッハが決勝で最高でも6位フィニッシュしかしていないものの、ロズベルグはマレーシアGPと中国GPで表彰台を獲得している。
ロズベルグがウィリアムズに在籍していたとき、チームスポンサーの関係者としてロズベルグにとっては身近な存在だったジャッキー・スチュワート卿は、次のように話した。
「ニコは強くなった」
「彼には類まれな技術がある。マイケル(シューマッハ)もそれには驚いただろう。そのことが彼に影響したはずだ」
ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズ卿も、『Daily Mail(デイリー・メール)』紙へこうコメントしている。
「ニコは非常に大きな自信を持っている若者だが、十分にそうなれるだけの理由はある」
「彼がマイケルの存在を恐れることはないだろう」
だが、メルセデスGPが2010年型車W01のホイールベースを延長することで、ロズベルグの勢いが失われるという意見もある。『Telegraph(テレグラフ)』紙の記者トム・キャリーは次のように書いている。
「ロズベルグを困らせるように、シューマッハがスピードを取り戻すのを手助けすることで、彼がタイトルを争うチャンスを奪うことになるのではないだろうか?」