シルバーストン、改修への投資のリスクを認める

2010年05月01日(土)
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巨額の資金を投じてサーキット改修を行っているシルバーストンだが、この投資にはリスクがあることを認めている。

760メートルのアリーナセクションが29日(木)に正式オープンしたが、2011年にはピットとパドックの複合施設が新設され、ホームストレートが移動される予定だ。

新しい施設は、17年契約になっている開催契約の条件にされているとみられ、サーキットのオーナーであるBRDC(ブリティッシュ・レーシングドライバーズ・クラブ)のデーモン・ヒル会長は、財政面のリスクがあることを認めている。

シルバーストンの財源が限界まできているのか質問されると、1996年のチャンピオンであるヒルはこう答えた。

「完全な限界ではないが、これまでないほど限界に近づいている」

「これは避けられないリスクだと思う。こうしなければ、イギリスGPがカレンダーから脱落する可能性も非常に高かった」

また29日のオープニングイベントでヒルは、ジェンソン・バトンやルイス・ハミルトン(ともにマクラーレン)の才能を称賛し、今はシルバーストンが、「最終的にファンをゲートへ向かわせる世界レベルのドライバーを生み出す(イギリスの)伝統」に頼っていることを認めていた。

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