クビサ、ルノーで満足も「チャンピオンになりたい」

2010年04月15日(木)
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フェラーリへの移籍もうわさされているロバート・クビサ(ルノー)が、ルノーには満足しているものの、タイトルを勝ち取れるクルマに乗りたいと語った。

BMWザウバーから今年にルノーへ移籍したクビサは、これまで素晴らしい活躍を見せ、フェラーリ、レッドブル、メルセデスGPのドライバーを除いた中では、選手権の最上位になっている。

クビサとルノーの契約は複数年契約だと見られているが、2011年にクビサがフェラーリへ移籍する可能性を否定できないとイタリアメディアは報じた。

そんな中クビサ本人は、『Blick(ブリック)』誌へ「僕はチャンピオンになりたいんだ。どのクルマに乗っていようとね」と語っている。

だがクビサは最近、2008年にはカナダGPで優勝した経験もあるBMWザウバー時代を振り返りながら、ルノーに在籍している今シーズンのほうが満足できていると話していた。

「2008年に僕が選手権リーダーになったとき、彼らはハイドフェルド(ニック・ハイドフェルド/当時のチームメート)がギャップを広げることを手助けしていたんだ。僕に集中するのではなくてね。あれはアマチュアのやることだよ」

「できるだけ早くチームを去るべきだと気付いたんだ」とクビサは語っている。

その後さらに1シーズンBMWザウバーに残ったクビサがだが、『Autosprint(オートスプリント)』誌へこう加えた。

「自分の周りの雰囲気、一緒に働いている人に対する信頼、それがとても重要なんだ」

「今ではチームが僕に自信を持っていることを感じているし、これまでのシーズン以上にエネルギーを感じているよ。夢見ていたようなクルマではないけど、気分は良くなっている」

クビサはオーストラリアGPで2位表彰台を獲得、マレーシアGPでも4位に入るなど、好成績を残しているが、これは運が味方したものだと認め、今後も同じような結果を残し続けられるとは限らないと語っている。

「2レースとも、スタートが決定的な要素になって、予選での僕たちの問題を相殺してくれた」

「でも、いつまでもライバルがこんな調子でいることは期待できない。トップの4チームに食い込む前に、特に予選でフォース・インディアに気をつけないといけない」

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