キミ・ライコネンが、すでに2011年のF1復帰が決定しているとの報道を否定した。
今年はWRC(世界ラリー選手権)に参戦しているライコネンだが、これまで順調な戦いをできていなかったものの、今週末のヨルダン・ラリーでは初ポイントを獲得している。
ライコネンは現在、スポンサーであるレッドブルと契約してシトロエンからWRCに参戦しているものの、マーク・ウェバー(レッドブル)と交代する形でレッドブル・レーシングに加入し、2011年はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメートになるとの報道が続いていた。
「僕としては、今の僕はラリー・ドライバーだと思っている。過去のことも未来のことも考えていないよ。みんな聞いてくるけどね」
「どこかの時点で、来年に何をするのか決めないといけない。でも、早くてもそれは今年の後半になる」
「あらゆる可能性があるけど、決断をする前に、ラリーで僕はどれだけできるのか知る必要がある。まだ始めたばかりだし、今のところ、とても楽しんでいるよ」とライコネンはWRCの公式ウェブサイトに語っている。
また、ライコネンはF1のことを恋しく思っていないようで、今週末にセパンでF1の第3戦が行われていることにも気付かなかったという。
「ある人が今週末はマレーシアGPだって教えてくれたんだ。そう言われるまで気付かなかったよ」とライコネンは加えた。