マーク・ウェバー(レッドブル)に代わり、2011年からはキミ・ライコネンがセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメートになることがすでに決定しているとの報道がある。
これを報じたのは、ライコネンの友人でもあるベッテルの母国ドイツの『『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンタック)』紙だ。
ライコネンは現在、エナジードリンクメーカーであるレッドブルとの契約下にあり、2010年はレッドブルが支援しているシトロエン・ジュニアチームから世界ラリー選手権(WRC)に参戦している。
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは最近、2011年にライコネンを起用するのは「面白いアイデア」だと認めており、ウェバーの契約が今年までになっていることから、ライコネン加入のうわさが過熱していた。
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、ウェバーが今季限りで引退するのではないかとも語っていたが、ホーナーは27日(土)、次のように語った。
「われわれのドライバー陣には満足している。マークは非常にいい走りをしているし、マイケル(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)が証明したように、彼は老いぼれているわけじゃない」
「(F1ドライバーの)平均年齢は下がっているが、モチベーションと競争力を高く維持し、速さを失わない限り、彼はまだ引退を考えないと思う」
ベッテルはどちらがチームメートになっても構わないようで、こう『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンタック)』紙へ話している。
「キミと僕はいい友達だけど、もう1台に誰が乗るかなんて気にしないよ。勝たなきゃいけないことに変わりはないんだから」
だが、ライコネンの契約が間もなく結ばれることになるのか、ベッテルは知らないと語る。
「チームが何を予定しているのか分からない。それに、もちろんキミが決めることだしね。彼は、自分がどう感じるのかも確認しないといけない」