これまで2戦連続でトラブルのため優勝を逃しているレッドブルだが、マレーシアGPのフリー走行で再び信頼性の問題に悩まされた。
まず1回目のセッションでは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が「ブレーキがスタックしているようだ」と報告しながら、スローダウンしながらピットへ戻ってきた。
メカニックがベッテルのクルマで作業を続け、その後ベッテルは走行を再開したが、チーム代表クリスチャン・ホーナーは『Sky』へ、ルノーエンジンの「ちょっとした息つき」だと語っている。
またこのセッションでは、ベッテルのチームメートであるマーク・ウェバーがピットインした際、オーバーヒートしていたようで、ボディワークが焼けていた。
こちらの問題についてホーナーは、ウェバーの「冷却システムは問題ないようだ」と答えている。
そして2回目のセッションでは、ウェバーがグラベルでクルマを止めており、何らかのトラブルが発生していたとみられる。
ウェバーのクルマがガレージへ戻されると、レッドブルのメンバーはウェバーのクルマから漏れたオイルを清掃しているとことが確認されている。
このセッション中、ベッテルのクルマにもトラブルが発生したようで、パワーステアリングの「何か」がおかしいと無線で報告し、ベッテルはピットへ戻った。
しかし、その後コースへ戻ったベッテルは2番手のタイムを記録しており、このトラブルの詳細はまだ明らかになっていない。