クルサード、政治的な問題でDTM参戦が実現せず？

2010年03月20日（土）

レッドブルの関係者によると、デビッド・クルサードのDTM（ドイツ・ツーリングカー選手権）でのキャリアが、「史上最短なものになる可能性がある」ようだ。

レッドブルのアドバイザーを務めているクルサードはすでに、メルセデスのCクラスでDTMのテストに参加しており、2010年からの参戦がうわさされている。

しかし、『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌によると、メルセデスとレッドブルの関係が悪化しているためにクルサードのDTM参戦が実現しない可能性もあるという。

レッドブルとメルセデスは、今季へ向けてレッドブルがメルセデスエンジンを獲得できなかったことについての主張が対立している。

また、レッドブルを率いるディートリッヒ・マテシッツは、メルセデスGPがレッドブルのライバル企業であるモンスターと契約を結んだことにも不快感を示しているという。

レッドブルと同じくエナジードリンクメーカーであるモンスターは、エクストリーム・スポーツを利用してブランドを広めるというレッドブルの戦略を採用しており、今ではレッドブルにとって最大のライバルになったとされている。

デビッド・クルサード | レッドブル