フェラーリ、“B”マシンに取り組む

2010年03月17日(水)
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フェラーリが、新車F10の“B”バージョンに取り組んでいるといううわさが、再び浮上した。

フェラーリはバーレーンGPで1-2フィニッシュを飾っているが、イタリアの週刊誌『Autosprint(オートスプリント)』によると、CFD(数値流体力学)のエキスパートであるジュゼッペ・アゾリーニを雇い入れたという。

アゾリーニが入ったことで、現在のF10では搭載できないダブルディフューザーの開発に取り組んでいると示唆されている。

アゾリーニのディフューザー・コンセプトは、トヨタのTF110に使用されると考えられているが、トヨタはF1から撤退し、その後ステファンGPに買収されたが、ステファンGPの参戦が認められず、表舞台には現れなかった。

フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサ(ともにフェラーリ)は、バーレーンGP決勝前にエンジン交換を強いられた。フェラーリは2010年仕様車の空力を改善することを急いでいるようだ。

マッサは決勝後の会見で、エンジンがオーバーヒートしているため、30周ほど燃料をセーブするようチームから要求されたことを明らかにしている。

「エンジンの温度は、マシンのエアロダイナミクスとの関係がある。われわれは、今後も暑いレースを控えている。今後このような問題が起きないことを確認するため、取り組まなければならない」とチーム代表のステファン・ドメニカリが語った。

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