ウィリアムズ、ポルシェにKERS技術を提供

2010年02月12日(金)
ウィリアムズ、ポルシェにKERS技術を提供 thumbnail

ウィリアムズがF1用に開発していたフライホイール式KERS(運動エネルギー回生システム)が、ポルシェ911GT3 Rハイブリッドに搭載されることになった。

ウィリアムズは2009年シーズンもKERSの開発を続けていたが、各F1チームで組織するFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)での紳士協定により、今シーズンは全チームがKERSを搭載しないことに合意している。

ウィリアムズが開発していたKERSはポルシェの市販車に搭載されることになったようで、来月のジュネーブ・モーターショーでお披露目されるとのこと。

ウィリアムズのCOOアレックス・バーンズは、次のようなコメントを残した。

「これが、F1用に開発されたハイブリッド・システムがよりクリーンでパワフルな車両へ応用される進化の始まりになることを願っている」

ウィリアムズによると、この技術はバス、電車、船舶、風力発電にも応用できるようだ。

F1を戦うことはなかったウィリアムズのKERSだが、ポルシェは5月のニュルブルクリンク24時間レースに参戦することを発表しているため、ついにレースの現場で使われることになる。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧