フェラーリがすでに2010年型車F10の「Bバージョン」に取り組んでいるとのうわさがある。
『Times(タイムズ)』紙が、「イタリアのメディアで広がっている」うわさについて報じた。そのうわさとは、シーズン序盤でのF10のパフォーマンスに関するものだ。
これによると、フェラーリは2009年型車の開発をシーズン中盤に放棄し、2010年に集中していたにもかかわらず、F10は「チームが期待しているほど良くはない」おそれがあるという。
元フェラーリドライバーのゲルハルト・ベルガーも、『Blick(ブリック)』紙へこう語っている。
「アロンソ(フェルナンド・アロンソ)を獲得しても、フェラーリの全体的なパッケージは、シューマッハ(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)がいたころほど強力ではない」
「今ではトッド(ジャン・トッド/前チーム代表)や、ブラウン(ロス・ブラウン/元テクニカルディレクター)という損失を後悔しており、デザイナーのバーン(ロリー・バーン)を過小評価することも多い」
「適切な人材がいなければ、すぐに負けてしまうものだ」