佐藤琢磨が18日(木)、2010年の活動計画を発表した。以下、琢磨の公式ホームページに掲載されたリリース。
本日、佐藤琢磨はアメリカン・オープンホイールレースの最高峰である2010年IZODインディカーシリーズ(インディ・レーシング・リーグ=IRL)に、KVレーシング・テクノロジーからシリーズ参戦することを発表いたします。インディアナポリスに本拠地を構える同チームは、かつてのチャンピオンドライバーであるジミー・ヴァッサーが代表を務めており、高い評価を得ています。
全17戦が予定されている2010年シーズンはアメリカ国内で13戦、カナダで2戦、そして日本とブラジルで各1戦が開催されます。なお、ツインリンクもてぎが舞台となる日本でのレースは、9月19日に決勝が行なわれます。また、インディカーシリーズの1戦であるインディ500はモータースポーツ界でも有数の長い歴史を誇るとともに「世界でもっともスペクタクルなレース」と称され、世界3大レースのひとつに数えられています。決勝日には40万人もの観客が詰めかけ、単日開催されるスポーツイベントとしては世界最大と位置づけられています。
琢磨のインディカーレースでのデビュー戦はブラジル・サンパウロで、3月14日(日)に開催されます。
佐藤琢磨のコメント
「僕自身にとっても、支援してくださる皆さんにとっても、とてもエキサイティングな日を迎えることができました。去年はレースに参戦できず非常に悔しい思いをしていたので、素晴らしいチームとともに新しいチャレンジに挑むことが、今は待ちきれない気分です。僕にとってKVレーシングは大きなポテンシャルを秘めたチームであり、チームスピリットの点でも申し分ありません。ジミーのような偉大なチャンピオンが率いているチームなので、すぐに強力なチームワークを発揮できると確信していますし、トップフィールドで戦うチャンスを得たことに、僕の闘志は激しく掻き立てられています。これまで続いてきた困難な時期にも僕を支援し続けてくれたすべての皆さんに、心からお礼を申し上げるとともに、皆さんと力をあわせて大きな成功を収めることを楽しみにしています」
ジミー・ヴァッサーのコメント
「琢磨とともに参戦できることが決まり、我々は興奮を抑えられずにいます。」KVRTの共同オーナーであるジミー・ヴァッサーはそう語ります。「琢磨のロードコースでの圧倒的な速さも楽しみですし、オーバルコースでは一緒に手を携えてスピードを磨いていきたいと思っています。いずれにせよ、琢磨はすぐに速さを見せてくれるでしょう。彼の知識と経験はチームにとってかけがえのない財産となるはずですし、ユーモアのセンスと人柄のよさは我々にポジティブなエネルギーを与えてくれるものと期待しています」
(TSエンタープライズ・プレスリリース)