スペインのバレンシア・サーキットで3日(水)、F1合同テストの3日目が行われ、フェラーリでの初テストとなったフェルナンド・アロンソがトップタイムを記録した。
3日間の日程で1日(月)に開幕した今回のテスト。これまでの2日間はフェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップタイムを記録していたが、この日にアロンソがトップになったことで、フェラーリが3日間すべてでトップに立ったことになる。
また、この日はアロンソのフェラーリデビューを見るために、多くのファンがサーキットを訪れ、グランドスタンドには3万5,000人以上もの観客がいたようだ。
アロンソはテスト開始からすぐにペースをつかんだようで、早い段階から1分11秒台のタイムを記録し、今回のテスト最速となる1分11秒470というベストタイムを残してテストを終了した。
2番手に入ったのはこの日も好調なタイムを記録したザウバー。初日に走行したペドロ・デ・ラ・ロサがコックピットに戻り、セッション序盤にはニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアム)と接触する場面もあったものの、2番手タイムを記録した。
デ・ラ・ロサは初日にも2番手タイムを記録し、2日目にはチームメートの小林可夢偉が2番手タイムを記録していた。BMWの撤退によってチーム体制が変わったザウバーだが、今回のテストでは速さを見せ続けている。
ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が3番手に入っているが、シューマッハは油圧の問題により、予定よりも1時間早く走行を終えていた。
4番手は今回が初めてのF1テストとなるハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)。マクラーレンでの初テストとなったジェンソン・バトンが5番手になっている。
6番手にはこちらも初のF1テストとなるビタリー・ペトロフ(ルノー)。ルーキーのニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアム)は、この日のドライバーの中で2番目に多い126周もの周回を走ったが、タイムは最下位となった。
2010/2/3 バレンシアテスト
1 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1:11.470 127周
2 ペドロ・デ・ラ・ロサ ザウバー 1:12.094 80周
3 ミハエル・シューマッハ メルセデスGP 1:12.438 82周
4 ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソ 1:12.576 97周
5 ジェンソン・バトン マクラーレン 1:12.951 82周
6 ビタリー・ペトロフ ルノー 1:13.582 75周
7 ニコ・ヒュルケンベルグ ウィリアムズ 1:13.669 126周
※リザルトはウィリアムズのプレスリリースより