メルセデス・ベンツの親会社ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がチームの“ナンバー1ドライバー”になる可能性を否定しなかった。
しかし、シューマッハのチームメートになるニコ・ロズベルグは、チーム内での扱いは平等だと語っている。
「タイトルを7回とったドライバーが、他よりも興味を引くことは自然なことだよ。でも、みんな僕たちを平等に扱おうとしてくれている」
「もちろん、ロス・ブラウン(チーム代表)とミハエルが親密だから、疑いは持ったよ。でもロスと話をして、今では僕たちの扱いに差がないと確信している」
「それがメルセデスの哲学だし、とても重要なことだね」とロズベルグは『La Tribune(トリビューヌ)』紙へ語った。
しかしツェッチェ会長は、ロズベルグと違う意見を持っているようだ。
「こういった問題について、われわれには最適な人物がついている。チーム代表のロス・ブラウンだよ」
「ドライバーに関して何が最良なのか、彼が決断していくことになる」とツェッチェ会長は『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙へ語っていた。