フェラーリは、2010年がテストドライバーのルカ・バドエルにとって、最後の年であったことを認めた。
まもなく40歳になるイタリア人のバドエルは、1990年代後半からフェラーリでテストドライバーを務めてきた。報道によると、これまでフェラーリのF1マシンに乗って、フィオラノ(フェラーリ所有のサーキット)で13万km以上走行したという。
マラネロに拠点を置くフェラーリは、ボローニャ・インターナショナル・モーターショーのプレスリリースで、バドエル離脱を発表した。
フェラーリは、モーターショーでバドエルが2009年型車を走らせると明かし、デモ走行が「フェラーリのテストドライバーとして、素晴らしい13年間のキャリアのお別れとなる」とコメントしている。
2009年、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が負傷し、代役としてレースに参戦したバドエルは、成績不振のためひどく批判された。
バドエルは1990年代にF1デビューを果たし、これまで58戦に参戦したが、ポイントを獲得できなかった。
フェラーリは先月、21歳になるフランス人のジュール・ビアンキと2011年のテストドライバー契約が締結したことを発表している。
さらに、ジャンカルロ・フィジケラとマーク・ジェネともテストドライバー契約を結んでいるが、誰が2011年のリザーブドライバーを務めるのかは明かしていない。