ネガティブな報道が続く韓国GPの舞台、韓国インターナショナル・サーキットで21日(木)、過去のF1の名場面を思い起こさせる場面があった。
1986年、F1のチャンピオン争いを繰り広げていたアイルトン・セナ、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、ネルソン・ピケがピットウォールに座り、写真撮影が行われていた。この4人全員が伝説的なドライバーであり、このときの写真は今でもファンからの人気が高い1枚になっている。
21日の韓国インターナショナル・サーキットでは、25年前と同じように、チャンピオンを狙うドライバーが勢ぞろいして写真撮影が行われた。
ルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトン(ともにマクラーレン)、セバスチャン・ベッテル、マーク・ウェバー(ともにレッドブル)、そしてフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がそろって写真撮影を行った。これを演出したのはF1最高権威のバーニー・エクレストン。ネガティブな報道が続く韓国GPで、明るい話題を作ることに成功した。
この5名がガードレールに座って写真撮影を行った後、現在ランキング首位のウェバーは次のように語っていた。
「みんなとの写真を撮影できてよかったよ。あの(1986年の)写真に写っている、僕たちのヒーローがいた時代みたいだね」