アブダビが、ブルガリアのF1開催計画に協力しているとの報道を否定した。
ブルガリアの経済大臣と、アブダビの国営企業『エミレーツ・アソシエイテッド・ビジネス・グループ』が経済協力契約を結んだと今週に報じられていた。
ブルガリアの各メディアは、この契約には首都ソフィアから15kmのドブロスラヴチにある元空軍基地での、F1サーキット建設も含まれていると伝えた。ブルガリア側がサーキット建設地を提供し、建設費用はアブダビが支払うとの報道だった。
しかしブルガリアの『Sega(セガ)』紙は、アブダビがこの報道を否定したと書いている。
発表された声明によると、エミレーツ・アソシエイテッド・ビジネス・グループは、誤った情報に大きく失望し、ブルガリアでの投資もキャンセルするとのことだ。
『Sega(セガ)』は、ライード・アブ・フドラCEOは、関係者があまりにもプロフェッショナルらしくなかったため、周囲にもブルガリアでの投資を行わないようアドバイスすると語っていると伝えた。
フドラによると、ブルガリア首相の事務所からの使節にF1サーキットへの投資を持ちかけられたが、「興味はないと彼に伝えた」とのことだ。