F1が夏休み期間に入っている8月中に、ピレリがF1タイヤのテストを開始するとみられている。
ピレリは最近、フランスでGP2のクルマを使ったテストを行い、これがF1タイヤの初テストだと報じられていた。しかし、その後ピレリは、これがGP2タイヤのテストだったことを明かした。
だが、『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』は、トヨタの2009年型車TF109を使用し、プロトタイプのF1タイヤを使ったテストがムジェロで行われるだろうと報じた。
担当ドライバーは、メルセデスGPのリザーブドライバーであるニック・ハイドフェルドになるとみられ、近いうちに発表があるとされている。
11月のアブダビGP終了後、各チームがアブダビで、初めてピレリタイヤによるテストを行う予定になっている。報道によるとピレリは、アブダビテストの前に、ムジェロを含めて6回のテストを行うとのことだ。
ピレリは来年、4種類のコンパウンドのドライタイヤを用意し、信頼性と一貫性の高いタイヤの供給を目指している。
「今の時代、タイヤをより速くするために数億ユーロもつぎ込める企業があるとは思えない」
「われわれは3年以上(F1に)とどまりたいと思っている」とピレリのF1責任者ポール・ヘンベリーは語った。