2011年から新規参戦するF1チームが選出されない可能性もあるようだ。
来季からの新規参戦枠をめぐっては、ビルヌーブ・レーシングとデュランゴのグループ、エプシロン・エウスカディ、そしてステファンGPがエントリーを申請したことが明らかになっている。
しかし、『422race.com』の報道によると、統括団体FIA(国際自動車連盟)は、新規参戦枠を空席のままにする可能性もあるという。
『422race.com』は、新規参戦チームとして選出されるには、「経済的な保証」を示す必要があり、「資金力によって」新規参戦チームが決められると伝えた。
また、数日前にはF1最高権威バーニー・エクレストンが、新規参戦チームには1,600万ポンド(約21億円)の保証金を支払うよう要求する意向であることが明らかになった。
これは、2010年から参戦したチームのパフォーマンスにエクレストンが満足していないためだが、もし既存のチームを買収して参戦する場合、保証金の支払いを回避することも可能だとみられる。
また、『Autosprint(オートスプリント)』は、F1参戦を認められながら資金集めに失敗して参戦を断念したUSF1での経験から、新規参戦チームに対するエクレストンの態度が硬化したと報じている。
当初、FIAは7月に新規参戦チームを発表するとしていたが、8月下旬になるまでFIAの決断は発表されないとの見方が強まっている。