ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)がヒスパニア・レーシング(HRT)のシートを完全に失ったのか、まだ明らかになっていない。
HRTのチーム代表コリン・コレスはイギリスGPが行われるシルバーストンで8日(木)、イギリスGPにはレースドライバーであるカルン・チャンドックとリザーブドライバーの山本左近が出場することを明かした。
コレスは、9日(金)にチームがリリースを発表するまで、詳細な情報は明かされないとも語っていた。だがコレスは『BBC』へ、左近が2010年シーズン残りのレースで、全戦に出場することが決まったわけではないとして、次のようにコメントしていた。
「残りのシーズンで誰がヒスパニアを走らせるのかという決断は、週末の間に下される」
今回、左近がシートを獲得できたのは、スポンサーによる資金力が大きいとみられる。『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』は、もう1人のリザーブドライバーであるクリスチャン・クリエンよりも、左近の資金力のほうが強力だったと報じている。
故アイルトン・セナの甥であるブルーノ・セナは、バンコ・クルゼイロ・ド・スルやエンブラテルなどブラジル企業の支援を受けながら、今年HRTからF1デビューを果たしていた。