メルセデスGPが2010年シーズンをあきらめるべき時が迫っている。
F1を3度制しているニキ・ラウダは、メルセデスGPが2台そろってQ2で敗退したヨーロッパGPの予選を見た後、こう語っていた。
今週末、メルセデスGPは2010年型車W01に大幅な改良を施してきたが、ヨーロッパGPで大量ポイントを獲得するのは非常に難しい状況となった。所属するニコ・ロズベルグはヨーロッパGPを前にした段階で、ドライバーズ選手権でトップから35ポイント差になっている。
「どこかの時点、おそらく2、3戦後に、誰かが“もう終わりだ。来年のクルマに集中していこう”と言うべきだ」ラウダはドイツの放送局『Sky(スカイ)』でこう語った。
メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンは予選後、「しっかりと状況を確認、評価して、次のステップをどうするべきなのか考えないといけない」とコメントしている。
しかし、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、メルセデスGPがあきらめることはないと述べた。
「シーズン開幕から続けてきたパッケージ開発をあきらめることは決してないが、ライバルも同じようにやってきている」