レッドブルのチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューイが、今後レッドブル以外のF1チームに所属する可能性が低いことを明かした。
ニューイはF1で最高のデザイナーとして知られているが、自身とレッドブルの契約から、契約の終了日を規定する条項を削除していたことが最近に明らかになった。
10年ほど前には引退を考えていたニューイだが、その後マクラーレンに加入し、2006年にはレッドブルへ移籍。その報酬は年間1,000万ドル(約9億1,000万円)とも言われる。
51歳のニューイは『The Guardian(ガーディアン)』紙へ、F1引退後に何をするのかまだ決まっていないと語る。
「ヨット(の設計)も考えたが、F1よりも社会離れしている唯一のスポーツなようだ。まだ分からないよ」
「自分が60代になってもこの仕事をしているとは思えない。だが、ビーチで横になっている自分の姿も想像できない。ただ、他のF1チームに移籍することも考えられないよ」とニューイはコメントした。
ニューイがレッドブルに加入した当時、チームの前身であるジャガーが残したチームのインフラ面はトップチームの水準に達していなかった。
だが、今ではレッドブルもF1のトップチームになり、ニューイは次のように話している。
「われわれは、素晴らしい作業環境を作り上げることに成功した。誠実でエンジニアリングが根底にあり、課題をこなしていくいいチームだ」