ペナルティーそのものは取り消すことができないものの、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)にペナルティーを科したスチュワードの裁定に対し、メルセデスGPが控訴を行うようだ。
モナコGPの最終ラップ、導入されていたセーフティカーがピットレーンへ戻り、シューマッハは前を走るフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を抜いてフィニッシュしていた。
だが、レギュレーションでは、セーフティカー導入のままレースが終了する際には、セーフティカーはピットレーンへ戻るものの、オーバーテイクを行うことなくフィニッシュラインを通過するよう規定されており、スチュワードはドライブスルーの代わりとして20秒加算のペナルティーをシューマッハに科した。
このペナルティーは、ドライブスルーの代わりとして科されているため、処分に対しては控訴することができないが、レギュレーション違反だとする判断そのものに対しては控訴を行うことができるようだ。
聴聞会の日程はまだ決まっていない。