ヴァージンの進化を望むグロック

2010年05月12日(水)
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ティモ・グロック(ヴァージン)は、長期的な関係になるヴァージンが進化することを期待している。

契約に興味を示す既存チームもあったものの、グロックは今年、ヴァージンと契約を結んでおり、ヴァージンとグロックの契約は複数年契約だとみられている。

だが、ヴァージンは開幕からペースが上がらず、信頼性の面でも大苦戦。グロックも、先週末のスペインGPでようやく今シーズン初の完走を記録したような状態だ。

グロックはスペインで、大幅に改良し、レースを走りきるのに十分な容量がある燃料タンクを搭載したシャシーを使っていた。チームはこの新シャシーに大きな自信を見せていたが、チームメートのルーカス・ディ・グラッシが乗る旧シャシーとの差は大きいものではなかった。

すでにどうやって長期契約を解除するのか考えているのか質問されると、11日(火)にグロックは『motorsport-total.com』へこう答えた。

「もし状況がずっと変わらないのであれば、最終的にはそういったことも考えるだろうね」

「でも今はそんなこと考えていないし、歩き回って他(移籍先)を探してもいない。もう数戦待ってみる必要があるよ」

またグロックは、スペインGPに向けた改良が期待通りに機能しなかったと認める。

「特に金曜(7日)はひどかった。僕は古いクルマよりも遅かったんだからね。何がどうなっているのか、僕には分からないよ」

「少なくともタンクの問題は解決した。予選での燃料供給(の問題)は大幅に改善したけど、空力の改良は望んでいたように機能しなかった」

ヴァージンのテクニカルディレクターであるニック・ワースは、ヴァージンの2010年型車VR-01をコンピューターのみで設計したことで話題になったが、風洞を使わなかったことがチームにとってマイナスになったのか質問されると、グロックは「分からない」だけ答えていた。

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