ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)は、ペースが不足しているウィリアムズに特効薬はないと認めつつも、今後の開発に自信を見せている。
シーズン開幕前、ウィリアムズの2010年型車F32は期待の持てる走りを見せていたが、開幕からの4戦でウィリアムズが獲得したのはわずか4ポイント。テクニカルディレクターのサム・マイケルも、クルマには「十分な速さがない」と認めている。
昨年にブラウンGP(現メルセデスGP)でコンストラクターズタイトル獲得に貢献し、今年はウィリアムズに移籍したバリチェロも、『Speedweek(スピードウィーク)』へこう認める。
「僕たちは、改善しないといけない部分がいくつかあることを、きちんと把握しているよ」
「急に(1周あたり)1秒速くなったりしない。でも重要なのは、その1秒がこのクルマに眠っていることを僕が確信していること」
「僕たちは予選でトップ6になることを目指しているけど、それを実現するのにも、コンマ5秒短縮する必要がある」
またバリチェロは、18年のキャリアの中で5つ目のチームになるウィリアムズと自身が、すでにうまく協力できているとして、『Globo(グローボ)』へ次のように語った。
「ドライバーとチームの間に、いいハーモニーがあるんだ」
「僕もチームも、このリザルトには満足していないというのが一番素晴らしいことだね。これからも働き続けないといけない」
「ウィリアムズは僕の話をきちんと聞いてくれるからうれしいよ。彼らは、僕からのインプットをとても信用してくれている。とてもうれしいことだね」