上海を出発してから約50時間、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)やマーク・ウェバー(レッドブル)がようやく自宅にたどり着いたようだ。
アルグエルスアリは、ヴァージンのテストドライバーであり、自身と同じくスペイン出身のアンディ・ソウセックと一緒に帰国の途についたものの、乗り継ぎのため何度着陸したのか覚えていないという。
「世界を1周した気分だよ」とアルグエルスアリはコメントしている。
また、ウェバーはイギリスの自宅に到着するのに、44時間もかかったとのことだ。
各チームのクルマを含めたF1貨物もようやくヨーロッパへの移動を開始できるようで、マクラーレンは貨物が「24時間以内にビルバオ(スペイン)へ輸送される可能性が高い」と認めている。
また、イギリスの放送局『BBC』のクルーも帰宅したことをTwitterで報告。ヘイキ・コバライネン(ロータス)は21日(水)にクアラルンプールからヨーロッパへ飛ぶと語っている。
しかし、幸運に恵まれていないF1関係者も多い。ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズの娘で、チームの広報を担当しているクレア・ウィリアムズは、香港経由での帰国を目指したようだが、ブリティッシュ・エアウェイズから5月5日までフライトがないと香港で伝えられたようだ。
「これはきっと冗談よ」とウィリアムズはTwitterでつぶやいている。