プロドライブは、2011年のF1に向けたエントリー申請を行わなかった。
2011年からのF1参戦を希望するチームは、15日(木)までに統括団体FIA(国際自動車連盟)に対して参戦の意志を示すことになっていた。
プロドライブは近年、F1への参戦を希望していたものの、当面はF1に参戦せずに世界ラリー選手権(WRC)とスポーツカーのレースに集中していくことを声明の中で発表した。
プロドライブを率いるデビッド・リチャーズは、主に資金的な問題で今回の決断に至ったと語った。
「新F1チーム創設に挑戦し、必要な資金を集め、ゼロからクルマを開発していくことは、非常に大きな仕事であり、過小評価することはできない」とリチャーズはコメントしている。
しかしリチャーズは、「今後も進展を注意深く見守り続ける」としており、将来にF1参戦を試みる可能性は否定しなかった。
ステファンGPもエントリーを申請する可能性があるとされていたが、参戦の意志をFIAに示したのかという問い合わせに対し、15日(木)の段階ではステファンGPからの回答は得られていない。