ベッテル、リタイアの原因はホイールナットの緩み

2010年03月29日(月)
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オーストラリアGPが終わったアルバート・パークで28日(日)の夜、レッドブルのメカニックが同チームのドライバーであるセバスチャン・ベッテルの優勝を奪ったトラブルの原因を突き止めた。

開幕戦でもスパークプラグの問題で優勝を逃したベッテルだが、ホイールナットの振動により、ホイールを取り付けるパーツが損傷したことがオーストラリアでのトラブルの原因であることが判明した。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、ホイールナットが緩んだために取り付け部品を損傷させ、ベッテルはブレーキングでグラベルへ飛び出してリタイアすることになったと報じている。

報道によると、ガレージ内で行われた調査にはエンジニアリング責任者イアン・モーガン、デザイナーのエイドリアン・ニューイ、チーム代表クリスチャン・ホーナーも参加したが、わずか15分で終了したという。

ホーナーはピットストップでホイールを装着する際に問題が発生したことを疑いながら、次のように語った。

「テストで走った6,000kmで、こんな問題は起きなかった」

だが、これによってベッテルは、タイトル争いでトップに立つフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)から25ポイントもの差をつけられてしまったことになる。

「もちろん、腹が立つよ。またトラブルだからね。50ポイントを獲得してマレーシアに行けるはずだったのに」とベッテルは語っている。

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