ブリヂストンが、2010年のF1第7戦トルコGPまでに持ち込むドライタイヤのコンパウンドを発表した。
中国GP、スペインGP、トルコGPには、ソフトとハードのコンパウンドが持ち込まれるが、最も目を引くのはモナコGPに持ち込まれるコンパウンドだ。
これまで、隣り合うコンパウンドのタイヤを持ち込まず、2種類のコンパウンドの差を大きくする方式が採用されていたが、モナコはコース特性が特殊なため、最も軟らかい2つのコンパウンド、スーパーソフトとソフトが持ち込まれていた。
しかし今年は、モナコでも他のサーキット同様に、隣り合うコンパウンドを持ち込まないという方式が採用され、スーパーソフトとミディアムコンパウンドが持ち込まれることになった。
この決断についてブリヂストンの浜島裕英MS・MCタイヤ開発本部フェローは次のように語っている。
「これまで最も軟らかい2つのコンパウンドを持ち込んでいたモナコでも、今年はコンパウンドの差を大きくします。現在のレギュレーションの影響から、より重い状態で、より長いスティントを走ることになったため、プライムタイヤ(ハード側)のコンパウンドがより硬いものになります」
「今回のコンパウンド選択により、このイベントでのプライムタイヤとオプションタイヤ(ソフト側)の間に、妥当で興味深い差が生まれると確信しています」
第7戦までのコンパウンドは以下の通り。
第1戦バーレーンGP スーパーソフト、ミディアム
第2戦オーストラリアGP ソフト、ハード
第3戦マレーシアGP ソフト、ハード
第4戦中国GP ソフト、ハード
第5戦スペインGP ソフト、ハード
第6戦モナコGP スーパーソフト、ミディアム
第7戦トルコGP ソフト、ハード