スペインのチーム、エプシロン・エウスカディが、2011年のF1に向けてエントリーを申請するようだ。
USF1が今季の参戦を断念したため、USF1に代わって来季からの参戦することを目指すグループは、4月15日(木)までに1,000ユーロ(約12万円)の手数料とともに、申請の意志を表明することが求められている。
統括団体FIAは、6月までに正式な申請を行う必要があり、「2010年7月の決定に向けて手続きが行われる」と発表した。
シングルシーターのジュニア・カテゴリーや、プロトタイプでル・マンに参戦するなどの活動をしているエプシロン・エウスカディは、2010年に向けたエントリーも申請していた。
しかし、2010年に参戦が認められたのは、USF1、ヒスパニア・レーシング、ロータス、ヴァージン、そしてBMWザウバーを引き継いだザウバーだった。
「(昨年の)6月に準備は整っていた。資金面での支援も確保していたが、何らかの理由により、われわれは選ばれなかった」エプシロン・エウスカディの責任者ホアン・ビラデルプラットはこう語り、さらに続けた。
「われわれはプロジェクトを再開する。われわれが確保していた支援を再び獲得することが私の仕事になる。来年に向けて、もしFIAが十分な時間を与えてくれれば、われわれはF1に参戦できる」
2010年に向けたチーム選考の際、エプシロン・エウスカディは有力な候補だとされていた。また、プロドライブやローラのプロジェクトも現実的なものだとみられていた。