予選前に一度も走行できなかったため、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)にとって初めてのグランプリが終了してしまった。
12日(金)は一度も走ることがなかったチャンドックだが、13日(土)午前中のフリー走行ではクルマに収まって待機していた。
しかし、メカニックがホテルへ帰らずに徹夜で作業を続けていたものの、ダラーラ製のクルマが走りだすことはなかった。
レギュレーションでは、「一度もプラクティスセッションに参加していないドライバーはレースをスタートすることができない」と規定されている。
「クルマに乗り込んで、すべて順調だと思ったんだけど、また油圧システムに問題があった」
「イライラさせられるよ」とチャンドックは『BBC』へ語った。