2月18日(木)、東京都内で佐藤琢磨がレース復帰発表を行った。F1 TopNewsは会見後、琢磨に独占インタビューし、インディカー参戦の喜びや目標、F1シートを獲得できなかったときの気持ちなど質問した。
Q:インディカーシリーズ参戦をご両親へご報告されたと思います。ご両親は何と言ってくれましたか。
佐藤琢磨(以下、琢磨):本当に良かったねということで、レース復帰が決まったことをすごく喜んでくれました。
Q:15日(月)にセブリングで行った1時間半のシェイクダウンの感想を教えてください。たとえば、マシンのフィーリングなどです。
琢磨:とにかく、コクピットに戻れたことがすごくうれしかったです。最後に僕がフォーミュラカーに乗ったのは、2008年の12月のテストが最後だったわけですから、1年以上遠ざかっていたコクピットに座って、エンジンに火が入った瞬間というのは、体の中で眠っていたものがすべて目覚めたみたいでした。そんな感じで、とにかくうれしかったです。
走りだしてからは、まったく知らないコースで、まったく知らないクルマで、まったく知らない新しいチームで始めるという中で、やっぱり緊張もしましたし、不安もありましたが、1周1周コーナーを抜けるごとにどんどん自然にペースが上がっていきました。時間的には短かったですが、ものすごく貴重な1時間でした。
やっぱりあそこでクルマに乗れたことによって、インディカーのクルマっていいうのはこうなんだ、チームはこういうふうに動くんだっていうのが、一晩寝て頭の中がすごく整理されて、序じょにわかりました。ひとついえるのは、1時間乗れたことによって次の合同テストに行ったときに全然違います。今度は最初からテストプログラムが始められるし、自分の中でも大きな自信につながります。
(インタビュー日:2010年2月18日)
独占インタビューの全文は、TopNews携帯サイトに掲載しております。『琢磨レース復帰特集』をご覧ください。