今シーズン3回目のF1合同テストが終わったが、フェラーリのフェルナンド・アロンソは、同チームがまだ真の力を見せていないと語る。
ヘレステスト最終日にアロンソは、トップタイムを記録したバトンから約1.5秒遅れとなり、残るテストは来週のバルセロナのみとなったが、「悲観的になる理由なんてない」と『AS』紙へ語っている。
2005年と2006年のチャンピオンであるアロンソは、フェラーリの新車F10は「僕が今まで乗った中で最高なクルマ」だと絶賛し、こうコメントした。
「レッドブル、マクラーレン、ルノーは速かったし、自分たちのカードを見せたね。でも、僕たちはまだカードを見せていないよ」
「今のところすべてが順調だから、僕がもし他のチームにいたらフェラーリに注意するだろうね」
またフェラーリが取り組むべき分野は、予選シミュレーションのための燃料を少なくした走行であるとアロンソは示唆していた。
「そこでレッドブルやマクラーレンはかなりの速さを見せているし、カタルーニャ(バルセロナ)ではそこを基本にF10のパフォーマンスを向上させていく」
バルセロナでは、各チームが開幕戦のバーレーンGPに向けた最終版のパッケージに近いものを持ち込んでくるため、勢力図を分析する上では非常に重要なテストになる。