ベルギーGP、母国ドライバー誕生にも期待せず

2010年12月26日(日)
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スパ・フランコルシャンで開催されるベルギーGPの関係者は、母国ドライバーであるジェローム・ダンブロシオのF1デビュー決定に、大きな期待感を抱いていない。

ダンブロシオは、2011年にヴァージンでF1デビューを果たすことが決定。スパ・フランコルシャンの首脳陣は、これによって「前向きな影響」があるだろうと語っていた。

しかし、レースプロモーターであるアンドレ・マースは、『La Libre(ラ・リブレ)』へこう話している。

「前向きな影響しかないことは間違いない」

「だが、これによってチケット販売が伸びるか? それは分からない。アダムス(フィリップ・アダムス/ロータス、1994年)、あるいはラインダース(バス・ラインダース/2004年にミナルディから金曜フリー走行に出走)によって、ベルギー人の観客が増えたか?」

「よって、(グランプリへの)影響は、彼が序盤戦でどんな走りを見せるのかにかかっている」

さらにマースは、ヴァージンのパフォーマンスだけではなく、ダンブロシオの知名度も問題になると語った。

「彼にどれほどの人気があるのか分からない。GP2ではずっと、比較的に無名だった。彼はスターじゃないのだよ。RTBF(ベルギーのテレビ・ラジオ局)の視聴者の9割は、彼がどんな声をしているのか知らないはずだ」

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