F1初ポール獲得のニコ・ヒュルケンベルグ、2011年のシートは?

2010年11月08日(月)
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ブラジルGPで自身初となるポールポジションを手にしたニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)。しかし、2011年はヒスパニア・レーシング(HRT)へ降格となる可能性がある。

主要スポンサーを失うという危機に直面しているウィリアムズは、豊富な資金を持ち込めるパストール・マルドナードにシートを与えることを考慮しているという。これによって、ヒュルケンベルグ、もしくはチームメートのルーベンス・バリチェロがシートを失うことになる。

来年、HRTへギアボックスを供給することになっているウィリアムズは、ヒュルケンベルグの成長には満足しているものの、開発を進めていくにはバリチェロの豊富な経験も必要としている。

ヒュルケンベルグがブラジルGPでポールを獲得したが、チームの共同オーナーであるパトリック・ヘッドは、これでヒュルケンベルグの2011年シートは安泰か明言を避けた。

ヘッドは来年のドライバーラインアップについて、シーズンが終了してから発表すると語っている。一方、マルドナードはアブダビでの若手テストへの参加が予定されている。

バリチェロはブラジルのメディアに対し、ウィリアムズ在籍期間がわずか1年で終わりを迎えると想像することは「バカげたこと」としている。

そんなバリチェロは6日(土)、「ニコが残留してくれるといいね。彼はいいヤツなんだ。本当に、本当にいいヤツだよ」と語っていた。

しかし、当のヒュルケンベルグはポール獲得という偉業をなしえたものの、まだ将来に関して安心感を覚えていないと認めている。

「状況はまだオープンだと思うね」

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