塚本奈々美:マッサ、2011年はオレの年だ!

2010年11月04日(木)
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アミゴス・ダ・ヴェロシダーデによると、2010年が決して良いシーズンではなかったブラジル人ドライバーフェリペ・マッサ。

しかし、2011年のチャンピオンシップは全く違うものになると確信しているようだ。

来年は決してチームメイト、フェルナンド・アロンソの影で薄れてしまうことはないと語っている。

アロンソが今年のタイトル争いをしていて、アブダビGPで3度目の王者の座を獲得するチャンスも残されている中、報道やメディアは、来シーズンマッサはフェラーリのセカンドシートになるのではないかとみている。

だが、この見方は今彼に起こってる現状だけを見たもので、過去に彼が何を成し遂げてきたのか忘れているだけだと思う。

マッサは「私は自分の実力を知っている、そして勝利を勝ち取るために戦えることも知っている。今まで何度もやってきたように」と語り、「メディアは常に目の前しか見ない。今起きていること、その結果、そして目の前のレースだけで、現在しか見ず未来を見ようとしない。だからメディアが噂することは気にしない。私が気にするのは自分が誰かで何をするべきかだけ」と付け加えた。

マッサ自身は今シーズンの悪パフォーマンスに動揺しなかったという。「今年抱えた大きな問題を解決することが出来れば絶対に再び戦える。そしてそれが私の欲しいものだ」と語り、アロンソのタイトル獲得によってセカンドドライバーになる可能性を否定した。

いや~、さすがベテランドライバーですね! 力強い自信のある言葉になんだか勇気をもらいました。

マッサはここのところ不運に見舞われたり、成績がいまいちと嫌~な時期が続いている感じ・・そうなるとメディアからは降格説や引退説が遠慮なく噂されます。スポーツ選手にとって一番辛い時期ですね。

でもそこをズバッと『君達こそ視野が狭いから広げた方がいいんじゃないのか』と言い放つマッサがGoodJOBですね! 虫1匹殺さなそうな男(塚本から見て)かと思ったら実は揺るがない中身の強い男だったマッサ!

モータースポーツのみならず日本人選手に足りない部分でもあるんじゃないのかな?是非マッサのように堂々とメディアにも言い返せる強い選手がたくさん育って欲しいものです。
(塚本奈々美)

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