ザウバーのニック・ハイドフェルドが、ブラジルGPを前にした心境を語りました。
ニック・ハイドフェルド
「インテルラゴス(ブラジルGP開催地)のサーキットは好きだよ。1周はあまり長くないけど、とても厳しいんだ。反時計回りだから、首にいつもとは違う負荷がかかる。これが特徴の1つだね。僕が気に入っているコーナーは、ターン6。上り坂で、2連続の右コーナーなんだけど、高速で先が見えなくなっているんだ」
「サンパウロ(ブラジルGP開催地)では、信じられないようなレースになることもあった。天候によって左右されることも多いしね。ブラジルGPには、特別な思い出がたくさんある。ザウバーにいた2001年には、F1で初めての表彰台獲得を達成した。雨が降っていたんだけど、感動的で忘れられない瞬間だよ」
「2002年には、そこにいるはずのないメディカルカーが目の前にいきなり現れた。ドアが開いて、ドライバーが出てこないように願っていた一瞬が、永遠に感じたよ。彼をよけることはできなかっただろうね。幸運なことに、彼は車から出てこなかったよ」
「この4年間は、インテルラゴスでチャンピオンが決まっている。2010年にもインテルラゴスでチャンピオンが決まるかもしれない。いずれにしろ、今年も興奮するようなレースになる可能性は高いよ」