スペインのレーシングチーム、エプシロン・エウスカディのチーム代表ホアン・ビラデルプラットが25日(月)、F1参戦をあきらめていないと語った。
エプシロン・エウスカディを含めた複数のチームが、2011年からのF1参戦を目指し、統括団体FIA(国際自動車連盟)へエントリー申請を行った。しかし、FIAは経済的なリソース不足を理由に、すべての申請を却下した。
だが、新規参戦のみがF1への道ではないとして、ビラデルプラットは『Noticias de Gipuzkoa(ノティシアス・デ・ギプスコア)』へ次のように語った。
「われわれはまだタオルを投げ入れたわけではない」
「F1で最も重要になるのは、長期的な開発をできるような資金だ。われわれにはすでに、インフラと人的資源はある」
「今でも、さまざまな出資者と作業を続けており、すぐに最終的な結論が出せることを願っている。もし前向きな結論を出せれば、いろいろな選択肢がある」
「2012年に13番目のチームとして参戦することも、2011年に向けて既存チームを買収することもできる」
しかしビラデルプラットは、スペインのムルシアを拠点にしているヒスパニア・レーシングを買収する可能性は否定した。
「彼らとは連絡を取り合っていない」
「だが、非常に微妙な経済状況になっているチームがいくつかあるので、手に入るライセンスはあると思っている」
「そういったチームを引き継いで4年間やっていく予算を確保できれば、実際にそうする。確保できなければ、やらない」