フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、韓国GPを前にした心境を語った。
エイドリアン・スーティル
「現地に到着したときにどうなるのかつかむため、今週の初めにシミュレーターでヨンアム(韓国GP開催地)のサーキットを走ったよ。面白いコーナーやセクションがたくさんあって、追い越しのチャンスもあるから、いいサーキットなようだね」
「全体的には中速サーキットだよ。時速315kmに達する長いストレートが3本あるけど、全体的な平均スピードを下げている低速から中速コーナーもある。いろいろなコーナーが組み合わさっていて、ストレートからのヘアピンなどティルケ(ヘルマン・ティルケ/サーキットデザイナー)の“トレードマーク”とも言えるコーナーもある。流れるようなコーナーもあるよ」
「シミュレーターで走ったし、レイアウトも確認したけど、路面のでこぼこやグリップのレベル、そして縁石などは分からないんだ。路面は最近に敷設されたばかりだから、週末の間に進歩していくと思う。週末は、これ(路面の問題)が大きな話題になるだろうけど、金曜(22日)に情報をたくさん得られるだろうね」
「ダウンフォースはミディアムレベルにすると思うけど、路面のでこぼこなど、路面の状況によるところが大きいね。路面のグリップが高ければ、ダウンフォースを減らせるだろうけど、どうなるのか楽しみだね。こういった情報は、実際にコースを走らないと得られないから、プラクティスが忙しくなる」
「いつもプレッシャーのかかる新コースを覚えるということを除いても、韓国に行くのがとても楽しみなんだ。アジアが大好きだし、アジアで新しい場所へ行ったり、今までに行ったことのない場所へ行ったりするのが好きなんだ。ソウルで1日過ごすけど、とても活気にあふれた街みたいだね。それから水曜(20日)の夜に南へ移動して、田舎の方へ行く予定だよ」
「今は、激しい戦いになっているから、興味深い週末になる。今回は予選をもっとうまく戦って、もちろん、完走しないといけない。今年はクルマの信頼性がとても高かったから、(日本GPで)完走できなかったのは残念だったよ。でも、これによって僕自身もチームも、今回ポイントを獲得するという決意がさらに大きくなった」