10月8日、三重県の鈴鹿サーキットでは、F1日本GPが開幕。だがここでは2008年へ時計の針を戻し、MP4-23の製作に戻ろう。上の写真は、第2号で届くパーツ類。創刊号と同じく、ここでもパーツの多さにスタッフ一同、驚かされた。1回でこんなにパーツを出してしまって、最終号までパーツがあるのか? とムダな心配をしてしまうほどだった。なお、今回届いたフロントノーズとメルセデスのステッカーは今回使わないので、なくさないように保管しておく必要がある。
今回届いたパーツの中で最も目を引いたのはタイヤ。iPhoneと比べたこの大きさに注目してもらいたい。そして、タイヤはもちろん、ブリヂストンのポテンザ。実際のタイヤと同様に、進行方向を示すマークも入っている。F1のタイヤは最大限のパフォーマンスを発揮するため、タイヤの進行方向が指定されているのだ。このタイヤを来年から見られないと思うと…。少し感傷的になりながら製作を始めていった。
タイヤとともに届いた黒いパーツの数々。その正体がこれ。フロントウイングの裏側に装着されるスプリッター(整流版)だ。このパーツで後ろへの空気の流れを整え、より効率的に大きなダウンフォースを発生させる。こんな細かいパーツまで精密に再現されている。
そして、写真だと伝わりにくいかもしれないが、フロントウイングの裏側はカーボン模様になっている。マニアにとってはこんな細かい芸がたまらない。
イギリスGPからマクラーレンが投入している新型ウイング。フロントウイング下側のスプリッターや、翼端版の外側に伸びる整流版の形状が変更された。こんなキャプションをつけても通用してしまいそうなほどリアルに再現されている。
フロントウイング後ろから撮影。複雑に構成された3次元曲線。スプリッターなどの細かいパーツでさえも単なる板ではなく、微妙にカーブし、複雑な形状をしている。いかにも”速そう”なウイングだ。
次は、「週刊マクラーレンMP4-23第3号」をお届けする。
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