週刊マクラーレンMP4-23もいよいよ第3号。ここで初の“大物”が登場した。上の写真は第3号で届くパーツ類だが、この中の1つにスタッフ一同が驚いた。
スタッフを驚かせた犯人はこれ。フロントホイールだ。もちろん、マクラーレンへホイールを供給する日本のメーカー、エンケイのロゴが入っている。このホイールを持った瞬間、思わず「えっ?」と声を出してしまった。このホイール、きちんと「重さ」があったのだ。金属を使ってあるため、パーツも重みを感じることができ、質感も見事に再現されている。
第3号では左フロント・サスペンションの組み立てがメイン。写真はフロント・サスペンションのアッパーアーム(上下2つあるアームの上側)。写真で見て分かるように、単なる板ではなく、翼断面の形状をしている。ここでも芸の細かさが発揮されている。
こちらはサスペンションのロワーアーム(2つあるアームの下側)。写真だと伝わりにくいが、こちらも複雑な形状をしており、こんな細かいパーツも妥協することなく作られている。
フロントのプッシュロッド。路面の凹凸などをダンパーなどへ伝える重要なパーツ。写真だとなかなか伝わらないが、これも単なる板ではなく、複雑な形状をしている。このプッシュロッドとロワーアームを、ネジを使って組み立てることになる。
実際に組み立てたパーツがこれ。穴の位置を合わせ、ネジを締めるだけなので、何も難しい作業はなかった。こうして2つのパーツを組み合わせると、まるで自分がF1チームのメカニックになったような感覚すら味わうことができた。完成品のモデルカーを買うのではなく、自分で組み立てなければ味わえない感覚だ。
第2号でタイヤが届き、今回ホイールが届いたため、当然はめてみます。最近のスポーツカーとは違い、サイドウォールが非常に高いF1タイヤ。これもF1の特徴の1つと言える。
ちなみに、「週刊マクラーレンMP4-23」の全65号を購読した読者全員に、レインタイヤ(専用スタンド付き)がプレゼントされる。今回のモデルはウエットになった2008年イギリスGP仕様のため、レインタイヤを装着すれば、よりリアルなイギリスGP仕様が完成する。
次は、「週刊マクラーレンMP4-23第4号」をお届けする。
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