F1界の最高権威バーニー・エクレストンは、フランスGP復活の考えに反対はしない事を明らかにした。
1991年から2008年まで毎年、同レースを開催したマニ-クールは、今月に入って、2012年までにF1カレンダー復活を図るべく動きを活発化させている。
ところが、エクレストンはアクセスが不便なマニ-クールを嫌っていて、フランスの首都パリにもっと近い場所でレースを行いたいと言い続けているのだ。
エクレストンはまた、マルセイユ近郊のテストコース、ポール・リカールともかかわりがある。
仏スポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』は、エクレストンのこんなコメントを掲載している。
「ポール・リカールは、世界でもトップレベルなコースのひとつだ。ところが、いまだにフランスのF1開催場所は決まらない。問題は、皆さんご承知の通りだよ。フランスGPには可能性がありながら、手を上げる主催者がどこにもいないんだ。パリ近くでレースを行う計画は実現すると、本気で思っていたんだがね」
1906年に初めてグランプリが開かれたのは、フランスである。F1カレンダーにフランスGPを載せる動きがあるなら耳を貸すと、エクレストンは次のように言っている。
「いつでも契約書にサインするよ。誰かが私のところにやってきて“金もサーキットも用意する”と言った瞬間にね。フランスGP開催は、私も望むところだ」