フェラーリが、元所属ドライバーであり、今週末のベルギーGPでF1参戦300戦目を迎えるルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)を祝福した。
バリチェロは2000年から2005年までフェラーリに在籍したが、ミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)の明確なナンバー2ドライバーだったため、ネガティブな形で当時を振り返られることが多い。
しかし、フェラーリの現チーム代表ステファノ・ドメニカリは、300戦という大記録について、「卓越した偉業」だと称賛し、次のように加えた。
「彼は、このチームが最高な状態にあったとき、チームの一員だった。当時彼は、われわれの成功に計り知れないほど大きな貢献をしてくれた」
1993年にF1デビューを果たしたバリチェロ。これまでにジョーダン、スチュワート、ホンダ、その後身であるブラウンGPなどにも在籍してきたが、記録した11勝のうち、9勝がフェラーリで達成したものだ。
「こんなに長くこのスポーツにいることができて、とても光栄に思うし、こんな大記録を達成できるなんて、最高な気分だよ。今でも自分が最高潮にあると思うし、300戦を戦ってきても競争力は失わないつもりだよ」とバリチェロはコメントしている。