マクラーレンチーム代表のマーティン・ウィットマーシュは、2010年にF1世界チャンピオンを奪取するには、創造力が必要になると考えている。
明らかに速いクルマを手にしているレッドブルはポイントランキングでトップに立っている。しかし、マクラーレンのルイス・ハミルトンは、ポイントリーダーのマーク・ウェバー(レッドブル)からわずかに4ポイント足りないだけだ。
ここ数週間、イギリスのウォーキングに拠点を置くマクラーレンは、レッドブルのブロウン・フロアを模倣することに取り組んできた。しかし、ウィットマーシュはMP4-25を改良している間にも、より創造力が必要であると語っている。
「われわれは、ディフューザー・プロジェクトを停止することはない。しかし、新しい何かを見つけることを望んでいる」とウィットマーシュの言葉を『Autosprint(オートスプリント)』誌が掲載している。
創造力を発揮させるのは、論争の中心となっているフレキシブル・フロント・ウイングだと考えられている。レッドブルは、スパ-フランコルシャンのベルギーGPで、より厳しくなったテストに通過すると思っている。
ウィットマーシュは、一部のライバルが守っていないかもしれないレギュレーションについて、確認していると語った。「FIA(国際自動車連盟)は、この部分を完全に明白にする必要がある」とウィットマーシュは付け加えた。
「明快な答えがでないのなら、われわれも発明力を発揮し、創造的になることができる」とウィットマーシュが語ったと伝えられている。