ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)が、「チームにとって必要なことであれば」、チームメートである小林可夢偉にポジションを譲ると語った。
前戦ドイツGPでフェラーリがチームオーダーを発令し、所属するフェリペ・マッサがチームメートのフェルナンド・アロンソへ優勝を譲ったことが大きな話題になっており、ハンガリーでもカメラマンや記者がフェラーリの2人を追いかけている。
F1ではチームオーダーが禁止されていることから、世界モータースポーツ評議会でフェラーリに対するペナルティーが検討されることになっているが、アロンソと同じくスペイン出身であるデ・ラ・ロサは、この問題を「くだらないこと」と表現した。
「この問題を過去のものにして、こんなくだらないことについての話はやめるべきだよ」とデ・ラ・ロサは『EFE通信』へ語っている。
しかしデ・ラ・ロサは、F1には今でもチームオーダーが存在することを堂々と認め、次のように加えた。
「チームオーダー禁止を廃止するべきだよ。観客を欺くことはできないからね。これまでチームオーダーは存在してきたし、これからも存在し続ける。F1はチームスポーツなんだから」