ロシアGPの開催地候補として、モスクワの名が浮上している。
つい先日にはF1最高権威バーニー・エクレストンが、ロシアは「カレンダーに加わる。再来年にソチで開催する」と『The Independent(インディペンデント)』紙へコメントしていた。
またエクレストンは今年、3つの開催地候補を検討しているが、リゾート地であるソチからは「強力なアプローチ」があると語っていた。
先週末には、現F1チャンピオンであるジェンソン・バトン(マクラーレン)とロシア出身のF1ドライバー、ビタリー・ペトロフ(ルノー)がモスクワでデモ走行を行ったが、ロシア政府が2012年のF1開催に向けて動き出すことを決断したと報じられている。
モスクワの担当者ウラジミール・マカロフは、クレムリンを背景にした超高速ストリート・サーキットを、F1サーキットデザイナーとして有名なヘルマン・ティルケが設計すると語った。
F1のデモ走行イベント、ババリア・シティー・レーシングの関係者ダーク・サウアーは次のようにコメントしている。
「モスクワのような街は、F1開催にふさわしい」
「まだ契約は結ばれていないが、大きな一歩が踏み出された」