次戦ドイツGPからは、ブルーノ・セナがヒスパニア・レーシング(HRT)のレースドライバーに復帰する。
HRTはイギリスGPで、セナに代えてリザーブドライバーの山本左近をレースドライバーに昇格させた。しかし、セナもイギリスGPが行われているシルバーストンに来ており、チーム代表コリン・コレスやマネジャーのクリス・グッドウィンらとミーティングを行っていた。
当初ドライバー交代の理由を明かさなかったHRTだが、9日(金)に声明を発表し、左近に「チャンスを与えるため」だったと説明。次のように加えた。
「残りのレースでは、ブルーノ・セナが走り続ける」
イギリスGP初日を終え、左近はチームメートのカルン・チャンドックに1秒以上の差をつけられた。また、2回目のセッションでは、首に痛みがあるように見える場面もあった。
左近に「チャンスを与えるため」だとHRTはしているが、セナもグッドウィンも、コレスも、なぜイギリスGPでドライバーが代わることになったのか、詳しい経緯を語ろうとはしていない。